【冒険旅行】マニラで馬車(カレッサ)に乗せられて逃げたら追いかけられた話
※2019年6月12日に更新
今年、3月1日。
フィリピン旅行のラストを飾っためちゃくちゃ印象的な【ぼったくり】についてのお話です。
- 「フィリピンってぼったくられるイメージがあって怖いけど、どうなの?」
- 「実際、どんなふうにぼったくろうとしてくるのか知っときたい」
この記事は、こんな悩みのあるあなたのために書きました。
僕が行ったフィリピン旅行の中で一番面白かったぼったくりパターンです。
馬車でのぼったくり自体は良くあることなんですが、始めて体験する手口でした。
正直、
「こんなことあるんだ!!」
って思いました。
僕は結構危険な目にあったので、似たような状況になったら注意してください!
ぼったくり馬車「カレッサ」
マニラ周辺では馬車に乗せてくれるサービスがあります。
「天気の良い日に、馬車での〜んびりと観光地を散歩だなんて、素敵じゃないか…」
でも、ここで油断はできないのがフィリピン。
ヤツらは日本人のような観光客をターゲットにしているため、平気でぼったくってきます。
馬に乗らないかと聞かれても、正直やめといたほうがいいです(笑)
"善人顔"を作るのが上手すぎる
マニラでお土産を買いたくて、マーケットを探していたときのこと。
突然、白馬の王子さま…ならぬ、白馬のおじさまが現れました。
運命の出会いにうっとりする成人男性3人。
馬ってなんだかかっこよくて、ちょっとテンション上がりますよね。
歯のないおじさんが、超にこやかに話しかけてきました。
「ハロー!」握手。
「名前は?」
「ドコから来たの?」
「あ、ワタシも千葉、住んでる。今度ニホンもどる。」
- 終始にこやか
- 日本語うまい
- フレンドリーな会話
- 共通点を作って警戒心を解く
後から「ここまでやるか」とおもいました。
あなどれませんよ………(笑)
ウマさんとタダで写真をとろう!
「写真、写真。ウマ乗って」
写真をとってくれると言って、友達を馬に乗せました。
実は、この時すでに、
「わあ、なんかいい人そうだなあ。写真まで撮ってくれるなんて優しい。」
と、懐柔されていました(笑)甘かった…。
うっとりするような毛並みの白馬で、僕も乗りたくなってしまいました。
「ダイジョブ、ダイジョブ」
「ウマ、乗る」
その言葉につられて、乗り込んで写真を撮ろうとした瞬間………
「しまった。」気づいたときはもう遅い、走り出すウマさん
何も言ってないのにすぐさま馬車が発車しました。
あぁ、やられた〜〜…という空気が漂います。
そのままマーケットまで連れてってもらおうかちょっと迷ったけど、もっと危なそうだからやめました。
とりあえず善は急げということで、100メートルくらいで降ろしてもらうことに。
「おじさんストップ!!」
「降りる!降りる!!」
「さあ金をよこせ」
道端に止まる馬車。
そそくさと降りる日本人。
さっさと立ち去ろうとしたとき、
「100ペソ!」(※200円くらい)
そぅら来た。
僕はケチなので、代金に見合ってないものには例え200円でも払いたくありません。
勝手に走り出されてお金は払いたくない。
フィリピンなら200円でも美味しいものとか食べれるし。
よし。とんずらしよう。
「逃げるぞ相棒!!」おじさんと距離をとります。
おじ「ウマ、カワイソウ!」
おめーに飼われてる方が可哀想だわ!!!
と叫びたくなりました。馬に罪はない。
おじ「バカ?」
友達「はん?(キレ気味)」
いいから行くぞ!と急かして走り出します。
馬付きでは追ってこれまい………。
【ぼったくり馬車から逃げるポイント】
でかいウマがいるので、基本ウマを放っといて追っかけては来れません。
逃げられそうだったら、日本の常識は一回脇に置いて、逃げちゃったほうがいいです。
エピローグ:白馬の追跡者
そう。
逃げちゃえば、追っかけてはこれないと、そう思っていました。
実はこの話には続きがあります。
ほとんどの場合は追いかけて来ません。さっさと違う町に移動してしまえば、まず大丈夫です。
ただ、相手はその辺の立地に詳しい。これには注意が必要です。
場合によっては、お金を払ってしまったほうが危険な目には合わないと思います。
僕らは逃亡したことで、さらに冒険することになりました。
逃亡して、建物の中に身を隠し、頃合いをみはからって外に出た時です。
角を曲がると、
………いた。
おじ「100ペソ!!」
(200円なのに、何という執念…!)
何と、おじさんは白馬に乗ったまま追いかけてきました。
おそらく近道を使ったんでしょう。
追跡が優雅すぎて後からかなり笑いましたが、その時はそれどころじゃありません。
「ヤツだ!!走れ!!!」
もう「馬あるし逃げれるっしょー」とか言ってられません。
全力で逃げて、逃げて、追手がいないことを確認してホテルに滑り込むという、スパイ映画さながらの事態に。
疲れ果て、
「やっぱマニラこわい」
となった一日でした。
まとめ
いかがでしたか?
参考にしていただけたら嬉しいです。
とりあえず追い詰められたりぼったくりに遭ったときは、
- お金を払う
- にげる
どちらの方が自分へのダメージが少なそうか考えて行動しましょう。
僕らのように考えず逃げると、白馬に乗って追いかけられるハメになるかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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